メルセデスは、F1ベルギーGPの予選中に起きたミハエル・シューマッハー車のホイール脱落について現在も詳細な調査を行っている。

 F1デビュー20周年を記念し、ゴールドカラーのヘルメットでスパの一戦に臨んだシューマッハー。しかし、彼のマシンは予選Q1のアウトラップで突然ホイールが脱落するという珍しいトラブルに見舞われクラッシュ。予選ノータイムに終わったシューマッハーは最後尾グリッドに沈んだ。

「ホイールの脱落で記念のレースをぶち壊すなんて、メルセデスにとってなんてばつの悪い始末だろう」というSkyのコメンテーター、マーク・スレールのコメントをドイツのビルト紙が伝えている。

 ちょうど20年前、このスパでジョーダンのマシンを駆りF1デビューレースに臨んだシューマッハーは、わずか数百メートルでクラッチに問題が発生し、リタイアに終わった。

 そして2011年も?
「我々はデータを確認した。それは突然起きており、1秒もなかった」と、メルセデスのチームボス、ロス・ブラウンはコメントしている。

「まだ調査中だ。ロック機構に昨年いくらか問題を抱えていたが、今年は新しいシステムを使用している。我々のDTMチームと開発したものだ」

「これは解明しなければならないが、原因は必ず突き止められると確信している」

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