バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト3日目、ニコ・ロズベルグがメルセデスW05で走行を行った。
前夜、メルセデスは長距離を走りこんだコンポーネントのチェックを行い、その結果予防的措置でエンジンを交換することを決めた。
そのため、ロズベルグは正午に最初の走行を開始、午後にはセットアップ評価、ロングラン、予選シミュレーションなどを行っている。
最終的に合計103周と大量に走ることができたロズベルグは、スーパーソフトタイヤでマークした1分33秒484の2番手タイムで、シーズン前の自身の走行を締めくくった。
「チームは本当に頑張ってくれたし、今日の作業にはとても満足している」とロズベルグ。
「夜のシフトのクルーが、夜間の仕事でエンジンから異音がするのに気付いたんだ。それでエンジンを交換しなければならなかった」
「(エンジン交換に時間がかかったけれど)最終的には100周以上を走れたから、僕にとってとても有意義なテスト最終日になった」
「全体的に自分のテストプログラムにはかなり満足できるから、チームの全員に心からお礼を言いたい」
「誰もがそうだけど、僕らもまだいくつか信頼性の問題を抱えている。オーストラリアの前にそれを解決しなければならない」
「それでも全体的に見れば、ウィンターテストは予想していた以上にうまくいったと思う」
エグゼクティブディレクター(テクニカル)のパディ・ロウは、「朝4時にエンジンの問題を発見した」と一日を振り返った。
「そのため、12時まで走行を開始することができず、スケジュールを大幅に変更せざるを得なかった」
「それでも最終的には、今年のプレシーズンテストの中で初めて、1日の中で100周以上を走行でき、素晴らしい形でセッションを締めくくれた」