メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、ルイス・ハミルトンの今季のパフォーマンスに不満を持っているのは彼自身でありチームは満足していると強調する一方で、ハミルトンがチームメイトのニコ・ロズベルグの速さに驚いたのは確かだろうと述べた。

 ハミルトンは3戦連続でロズベルグにポールポジションを奪われた後、カナダでは予選2位、決勝3位を獲得、ともにロズベルグを上回った。しかしロズベルグが今季1勝を挙げたのに対し、ハミルトンはまだ3位が最高位となっている。

 ハミルトンは今のメルセデスのマシンにおいて、キャリアの中で初めて自信を持ってブレーキングを行えないという問題に直面しており、それを解決しなければならないと認めている。

 ウォルフは、ハミルトンはメルセデスに来てロズベルグの速さに驚いているだろうが、ハミルトンが今後いい結果を出し続けていくだろうことには疑問を持っていないと語った。

「彼はニコの速さに驚いたのかもしれない。おそらくそうだろう」とウォルフ。

「ニコがどれぐらい速いのか、ウイリアムズ時代にも、ミハエル(・シューマッハー)との比較においても、明らかではなかった。そのため(メディアは)この数週間いろいろなことを書きたてた」
「だが彼は非常に速いということを自ら証明した。それはルイスにとって驚きだった。だがそれは大きな問題だとは私は思わない」
「彼はカナダで強かった。(予選)最後にブレーキングポイントでミスを犯したが、それがなければポールポジションを確保できそうだった。今後ルイスは素晴らしいレースをするだろう。そう確信している」

「このチームはマクラーレンとは異なっており、我々は彼に自由を与えようとしている。だがそれが彼が自分の期待どおりのパフォーマンスを見せられずにいるという理由ではない。彼のパフォーマンスは我々の期待に沿っている」
「ニコは素晴らしい走りを見せ、自分がトップドライバーであることを示している。これはチームにとっては最もいいシチュエーションだ。最終的に見ればふたりは互角になってくるだろう」
「彼(ハミルトン)が問題を抱えているとか苦しんでいると言う理由は私には見当たらない。まだシーズンは始まったばかりだ。彼はこのチームに入ったばかりだが、ニコはここに何年もいるのだ」

 チームプリンシパルのロス・ブラウンは、シーズンを通してふたりのドライバーの調子はアップダウンし、どちらかが相手に圧勝することはないだろうと述べている。

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