メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフが、もしレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロロッソが撤退することになれば、F1は1チーム3台体制を取らざるを得ないかもしれないと語った。

 レッドブル陣営は来季末までルノーとのパワーユニット契約を結んでいるものの、今季いっぱいでこれを解消する意向を示し、他のエンジンを獲得しようとしている。最初はメルセデスと交渉したが合意に至らず、今はフェラーリと話し合いを行っている。

 しかしフェラーリは今のところ1年落ちのパワーユニットを供給することしか考えておらず、レッドブルは最新のエンジンを得てトップで戦える状態が整わない限り、トロロッソと共にF1から撤退すると発言している。

 こういった状況を受け、撤退が現実になった場合は参戦台数減少を防ぐため1チーム3台体制を採用することになるかもしれないとウォルフは述べた。

「少し前にロータスに関してこの議論をしたのだが、もし1チーム減ることになれば、グリッドを埋めるための解決法として、サードカー導入が考えられる」とウォルフが語ったとMotorsport.comが伝えた。

「個人的には非常にエキサイティングなアイデアだと思う。もちろんレッドブルが残った上で、サードカーを導入して27、28台を走らせ、若手ドライバーがサードカーが乗れるようになれば喜ばしい。だがこれは万が一のときの手段のひとつだ」

 各チーム代表が集まってこの問題について話し合うような事態には及んでいないとウォルフは述べている。
「最近話し合ったわけではない。最優先事項は彼らがF1に残ることだからだ」

 ウォルフは、レッドブルの撤退はF1にとってマイナスになると述べた。一方、レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツの撤退発言がどの程度真剣なものなのかは判断できないとも語っている。

「レッドブルのような実績あるチーム、そしてブランドがF1から去るかもしれないというのはいいニュースではない。それは明らかであり、我々もそれを意識している」とウォルフが語ったとF1iが伝えた。
「プラットフォームが損なわれることになるかもしれず、それはよくないニュースだ。私はF1のニュースがポジティブであるよう懸命に戦ってきた」

「こういう脅しはこれまでも聞いたことがあり、(どの程度真剣なのか)私には判断できない。基本的には決断を下すのはひとりの人物だ。私には分からないので意見は言えない」

 昨シーズン終盤にケータハムとマルシャが破綻の危機に陥った際にもサードカー導入案が浮上した。しかしチームがサードカーを走らせるためには準備にある程度時間がかかり、ポイント配分など規則を明確にするなど解決すべき問題が多いと、当時ウォルフは述べていた。

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