メルセデスのモータースポーツ部門のボス、ノルベルト・ハウグは、メルセデスGPの中国GPでのパフォーマンスは本物であり、マシンに速さがあることが分かったと自信を見せている。
中国でニコ・ロズベルグは結果は5位だったものの、一時はトップを走行し、速さを見せた。
「トルコで全く同じことができるという保証はできないが、スピードを解き放つためのカギを見つけることができたのが最も重要なことだ」とハウグ。
「速さはある。中国でのパフォーマンスは本物だ」
メルセデスは、チームプリンシパルのロス・ブラウンとシニアエンジニアたちがシーズンの分析をし、レースウイークエンドのプログラムに異なるアプローチで臨んだことがうまくいったと明かしている。
「中国が開幕戦だったらよかったのにと思う」とハウグ。
「だが、中国のコースはマレーシアと全く異なるタイプというわけではない。共通点が多数ある」
「我々はマシンへの理解を深めることができたのだ。ロスがエンジニアたちと検討を行い、週末へのアプローチを変えた」
「たとえば、金曜に燃料をたくさん積んで走るとタイヤを簡単にだめにしてしまう可能性がある。しかしマシンのバランスがよければ燃料を多く積んでも問題はない。そうすれば自信も得られる」
ハウグはまた、何度か起きたリヤウイングの問題も解決できたと思うと述べた。
「リヤウイングフラップに問題を抱えていた。だがほぼ解決できたと思う。異なるシステムがあり、もしきちんと機能すればこれはクレバーなシステムといえる。中国では機能させることができた」
「チームの皆はよくやった。他車がいなくなったことで3位を得るよりも、2番手か3番手の速さを持ちながら5位に終わった方が、私としては嬉しかった」