メルセデスは、今週マニ−クールで行われたF1若手ドライバーテストで、新たなタイプのダブルDRSにトライしている。
テスト初日、チームはコアンダ効果を採用した新しいエキゾーストのテストに続き、リヤウイングにエアーを送るためのエレメントをダブルDRSに追加した。
メルセデスがこのコンポーネントをトライするのは、ベルギーGPのフリー走行で最初にパーツのテストを行ったことに続き今回が2回目だ。ドイツGPで初めてロータスが走らせたタイプと同様の新しいダブルDRSは、リヤウイングをストールさせることで直線スピードを向上させると考えられている。
さらにこのシステムは、中速コーナーとロングストレートで構成される鈴鹿のようなコースで効果を発揮する。
メルセデス代表のロス・ブラウンは、システムのテストが広範囲におよぶと走行を前に語っている。
「まだ先は長い。この哲学が活かされる余地が今シーズンにはまだ残されている」
「受動的なシステムだ。コーナーの特定の組み合わせだけで作用する。モンツァのアスカリ・シケインのようなレイアウトで使用可能になるにはまだ早い」
「どう機能させるかが問題だ。すべてのトラックで働くわけではない。調整しなければならず、合わせるのはチャレンジになる」