独立して自らのシリーズを立ち上げるという意向を発表したFOTAに対して、訴訟を起こすと宣言したFIAだが、マックス・モズレーはその後態度を軟化させ、FIAとFOTAの和解は“極めて近い”と発言した。

「裁判所からの通達は行われないだろう」とモズレーはAP通信社に対してコメントしている。
「訴訟よりも話し合いを行うことになると思う。事実、我々は非常に近づいている。チームが、このところの問題を腰を据えて解決したいという気があるかどうかだ」

 一方、バジェットキャップ案に反対してFIAに対抗しているフェラーリ、マクラーレン-メルセデス、BMWザウバー、トヨタ、ルノー、レッドブル・レーシング、スクーデリア・トロロッソ、ブラウンGPを“間抜け”呼ばわりしたモズレーは、もし両者の契約がまとまらなければ、困ったことになるのはFOTAの方だと述べている。
「この件が長引けば、チームはダメージを受ける。FIAには何の影響もないがね。スポンサーが影響を受けることになるので、ダメージを受けるのはチームだ」

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