FIA会長マックス・モズレーは、FOTAの8チームと来季以降のF1レギュレーションに関して話し合う用意はあるが、それは2010年のエントリーリストが確定した後のことであると述べている。

 ウイリアムズとフォース・インディア以外の8チームは、モズレーが提案する4,000万ポンドのバジェットキャップ制が撤回されることを条件として2010年のエントリーを提出した。
 しかし、ロイターによると、モズレーは、8チームに書簡を送り、無条件のエントリーを行った後に規則に関する交渉に入り、チーム側の提案について話し合おうと呼びかけている。
「我々には、すぐにも契約書にサインすることを目指して協議を始める用意がある」とモズレーは記している。
「しかし、直前になって数百ページにおよぶ草案が作られたため、2010年エントリーリストを決定する前に、結論が出る可能性はない。また、FIAは、誰とこの草案に関して協議すべきなのかを知る必要がある。2010年には間違いなく新規チームが参入する。一方で現時点では、2009年のチームがすべて2010年に参戦するわけではなさそうだ」

 モズレーは、来季以降の規則は、正式にF1にエントリーした全チームの合意によってのみ修正できると指摘している。FIAは、エントリーリストが確定した後に、すぐさまエントリーした全チームとの会合をセッティングし、FOTAの提案について協議する予定であると、モズレーは述べている。
「承認されたエントリーリストができて初めて、全会一致を条件として、変更を行うことができる」とモズレーの書簡には記されている。
「従って、貴殿には、承認されたエントラントとしてこのプロセスに参加するか、そうでないかの選択肢があることになる」
「もちろんそれは貴殿次第だ。しかし全エントラントが同じ規則の下で運営できるようにするには、全員が発表されたコストキャップルールの下でエントリーを行い、その後全エントラントが協力して、この提案を全当事者にとって有効な形にするような規則の改正に合意するというのが、最も簡単な方法である」
「我々は、方策の提案に関して、新規エントラント候補のいくつかの意見をすでに聞いているが、反応は概してポジティブである。従って、比較的簡単に解決に至るはずだ」

 来季に向けエントリー枠は3つ増やされているが、FOTAの8チームがエントリーを撤回し、ライバルシリーズを立ち上げる可能性は否定できない。ウイリアムズとフォース・インディアは無条件のエントリーを行っているため、残りは11枠となるが、モズレーが主張するには、2005年にフェラーリは2012年まで参戦する協定を結んでいるため、同チームには契約上参戦する義務があるということだ。

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