モナコGPの最終ラップでミハエル・シューマッハーがフェルナンド・アロンソをオーバーテイクし、ペナルティを受けた件に関連し、FIAはセーフティカーの規則を明確化した。
23日、世界モータースポーツ評議会の会合がジュネーブで開催された後、最終ラップでセーフティカーが出動していた場合は、その周の最後にセーフティカーがピットに戻った後もオーバーテイクは禁止とすると明確に示した規則が発表された。モナコではメルセデスが規則の解釈を誤り、シューマッハーがアロンソを追い抜き、レース後ペナルティを受けた。
FIAの発表した声明には以下のように記されている。
「以下のことが直ちに実施される。セーフティカーがピットに戻った際、各マシンは最初にセーフティカーラインを通過するまではオーバーテイクをしてはならない。ただし、セーフティカーが最終ラップの初めに出動していた場合、あるいは最終ラップの間出動していた場合、セーフティカーはそのラップの最後にピットレーンに入り、各マシンはオーバーテイクをせず通常の状態でチェッカーフラッグを受けるものとする」