2011年F1第6戦モナコGPが現地時間26日にモンテカルロの市街地コースで幕を開け、1回目のフリー走行はレッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は15番手となっている。

 木曜午前10時から始まったフリー走行1回目の天候は晴れ。気温25度、路面温度は32度というドライコンディション。トロロッソはこの1回目にリザーブドライバーのダニエル・リカルドを起用した。

 ピレリはこのモナコに新たなコンパウンドのスーパーソフトタイヤを投入。プライムには、これまでのレースでオプションとして使われていたソフトタイヤが選ばれている。

 セッションは、序盤にHRTのナレイン・カーティケヤンがただひとり周回を重ね、他のドライバーは開始30分過ぎからようやくコースに向かった。そのなか、昨年ウイナーのマーク・ウエーバーは一旦コースに出たものの、ギヤボックスにトラブルを抱えた様子ですぐにガレージに戻ってしまう。その間、コース上ではフェラーリのフェリペ・マッサが上位勢で最初に本格的なタイム計測を行い、1分18秒台のトップタイムをマークした。

 セッションが中盤を迎えた開始50分過ぎ、ここで予期せぬ赤旗により走行が一時中断する。これは、セッション開始直後からホームストレートの中央付近に水のようなものがしみ出ていたためだが、トラック関係者がコース上にあるバルブを閉めることですぐに解決となった。

 再開後のセッションでは、他の上位勢が本格的なタイム計測を行い、マクラーレンのルイス・ハミルトンやフェラーリのフェルナンド・アロンソ、さらにレッドブルのセバスチャン・ベッテルらが終盤にかけ相次いでトップタイムを更新。最後はベッテルが1分16秒619をマークし、トップで1回目の走行を終了。モナコ初制覇に向け、好スタートをきった。

 2番手はベッテルとコンマ1秒差につけたアロンソが入り、ニコ・ロズベルグが3番手。一方でメルセデスのもう一台、ミハエル・シューマッハーは、終盤に1コーナー手前のブレーキングでバランスを崩し、ウォールを避けきれずにクラッシュ。その前には、HRTのビタントニオ・リウッツィもトンネル出口のシケインでガードレールにマシンをヒットさせている。トラブルのウエーバーはタイムを記録できなかった。

 ザウバーの可夢偉は25周を重ね、1分19秒768というタイムで最初のフリー走行を15番手で終えている。

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