バーレーンF1合同テスト4日目最終日の22日、フェラーリのキミ・ライコネンが前日に引き続き走行を担当、たくさんの作業を行い、距離を稼いだが、最後にクラッシュを喫した。
テスト3日目にはテレメトリートラブルのため走行時間を大幅に失ったライコネンだが、22日は午前中から順調に周回を重ね、セットアップ、ミディアムおよびソフトタイヤの評価、スタート手順などについての作業を行った。
午後は空力の作業に取り組み、ロングランを何回か走行、ライコネンは一日の中で82周を走り、1分36秒718で全体の3番手となった。
しかし彼はセッション終了まで5分のところで、ターン4出口でコントロールを失い、バリアにクラッシュ、マシンは大きなダメージを負い、そこで今回のテストを終えることとなった。
「縁石に乗ったらひどいホイールスピンが起きた」とライコネン。
「マシンをコントロールすることができず、ウォールに突っ込み、マシンがダメージを負った」
「こういうことが起こることもあるから、僕のせいだとは思わない。セッティングを大幅に改善し、悪くない状態だったが、マシンのトルクがかなり大きいんだ」
3日目にはトラブルで十分な走行ができず、最終日にはクラッシュによりマシンを壊してしまったが、フェラーリの作業がライバルたちより遅れてしまうとは思わないと、ライコネンは語った。
「いつだってもっと周回を重ねたいと思うものだけれど、今日、僕らには何のトラブルもなかった」
「クラッシュによってマシンを壊してしまったし、何度も赤旗が出ていたが、やりたいと思っていたことは大体できたから、問題はないと思う」
「何回かロングランを走れたが、本当は別のことをする予定だった。次のテストでそれができるはずだ」
「(クラッシュは)幸いセッション終了間近だった。ただ、チームの仕事を増やすことになったのは申し訳ない」