フォーミュラEに参戦しているヴァージン・レーシングは、6月27日〜28日に行われるロンドンePrixにおいて、健康問題によってライセンスが一時停止となったハイメ・アルグエルスアリに代わって、ファビオ・ライマーを起用する。

 昨年9月の今季開幕戦からヴァージンのマシンをドライブし、1月のアルゼンチン戦では自己最高位となる4位を獲得、現在はランキング12位につけているアルグエルスアリ。ただ、前回のモスクワePrixのレース後に、脱水症状と極度の疲労により気絶。これによりアルグエルスアリは、彼がキャリアを継続できるとFIAが判断するまで、一時的にライセンスを停止されることになってしまった。

 アグルエルスアリは自身の声明の中で「健康面で問題はないし、好調だよ。今週末も戦うことができると確信している。ただ、安全上の観点から医療的な調査を受けなくてはならないんだ」と説明している。

「今シーズン最後のePrixだからとても残念だし、ファンの前でレースをしたかった。ただ、FIAの手順は尊重しなくてはならない」

 これによりヴァージンからレースに参戦することになったのは、今月はじめマノーF1チームのリザーブドライバーに就任したことが発表されたライマー。レベリオン・レーシングからWEC世界耐久選手権のLMP1クラスにも参戦しているライマーは、シーズン開幕前にアムリン・アグリのリザーブドライバーとしてドニントンパークでFEマシンのステアリングを握った経験ももっている。

 なお、ヴァージンのもう1台のステアリングを握るのは、ライマーがチャンピオンに輝いた2013年のGP2で、最終戦まで王座を争っていたサム・バードだ。ライマーは「サムとともにレースをすることを楽しみに思っているし、チームのシーズン最終戦に貢献したいと思っている」と意気込みを語っている。

 ちなみに、27日に第10戦、28日に第11戦とダブルヘッダーで開催されるロンドンePrixでは、山本左近(アムリン・アグリ)、シモーナ・デ・シルベストロ(アンドレッティ)、オリバー・ターベイ(ネクストEV TCR)の3名もFEデビューを果たすことになっている。

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