メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダは、チームプリンシパルのロス・ブラウンを引き止める希望を失ってはいないと語った。イギリスメディアは、ブラウンは今季末でチームを離脱する見込みであると報じている。
メルセデスは今年、ブラウンの後任としてマクラーレンのテクニカルディレクターだったパディ・ロウと契約した。チームとブラウンは今後の彼の役割について話し合ったものの、合意に達することができず、ブラウンはチームを離れることを決めたとBBCは伝えている。
メルセデスチームのスポークスマンはこの報道についてノーコメントを貫いているが、ラウダはブラウンをチームに残したいと考えており、今季最終戦ブラジルGP後までは状況は確定しないと語った。
「これらの推測は本当にナンセンスだ」とラウダが述べたとThe Timesが伝えた。
「状況ははっきりしている。私は少し前にロスと話をし、ブラジルでの最終戦の後、チームに残りたいかどうかを私に知らせるということを決めている」
「彼が残る気になるよう、私は全力を尽くしている。残ってくれるよう頼んでいる」
「しかしそれは私が決めることではなく彼が決めることだ。彼が残る場合はチームプリンシパルを務める。それ以外はない。さもなければ彼は引退する」
ブラウンはこの数週間、チームを今後も自分の思うとおりに運営できる場合に限りとどまると繰り返し述べている。