28日、都内でF1映画『ラッシュ/プライドと友情』の製作陣による来日記者会見が行われ、主演を務めたクリス・ヘムズワース/ダニエル・ブリュールのふたりと、ロン・ハワード監督が報道陣の前に姿を見せた。また、スペシャルゲストとして元プロ野球選手の清原和博さんも登場。映画のヒットを祈願して、製作陣とともに鏡開きなどを行った。

 1976年のF1シーズンを題材にとった『ラッシュ/プライドと友情』は、ジェームス・ハントとニキ・ラウダのチャンピオン争いや、ニュルブルクリンクでのラウダの事故などを通して、ふたりのライバル関係や絆を描き出すヒューマンドラマとなっており、すでに公開が始まっている海外でも高い評価を受けている。

 会見では、ハント役を務めたヘムズワースと、ラウダ役のブリュール、そしてハワード監督が日本を訪れての感想を披露。ラウダ役のブリュールは「ミナサン、コンニチハ」と日本語での挨拶を披露するなど、日本のファンへメッセージを送った。

 作品の中では、日本で初開催されたF1となる、富士スピードウェイでの76年のF1世界選手権イン・ジャパンが物語のクライマックスとして登場するが、このシーンの演出ついて問われたハワード監督は、製作時の思い入れを次のように語っている。

「あのシーンは、私がこの映画のなかで最も好きなシーンなんだ。ただ、監督としては大変難しく、最大のチャレンジだったよ」とハワード監督。
「観客が結果を知っていたとしても、あのシーンを見ている最中は、あの場面に入り込んで、複雑な気持ちを持つと同時にハラハラドキドキしてほしいと思って作ったんだ」

 また、3人の会見終了後には、日本の熱い“漢”といえばこの人、ということで、ゲストとして清原和博さんも登場。映画の感想について、「ハントはすごく女性好きで、ラウダは、僕の元チームメイトで、高校時代から炭酸も飲まないような完璧主義者とちょっとダブりましたね」とかつてのライバルである桑田真澄さんの存在を示唆しつつ、自身のタイプについては「ハントです」とコメントして報道陣の笑いを誘った。

 その後、清原さんからハント役のヘムズワースに2.5升もの内容量を誇る祝い酒『益々繁盛』が贈られたほか、清原さんの掛け声のもと、主演のふたりとハワード監督も交えて鏡開きも実施。映画のヒットを祈願した。

『ラッシュ/プライドと友情』は、2月7日(金)から全国公開が始まるほか、2月1日(土)、2日(日)には先行上映が実施される。

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