WRC第9戦、ラリー・フィンランドに参戦中のキミ・ライコネンはSS16を終え、総合15番手、クラス順位では3番手につけている。しかし、エンジンに問題がある模様で、壊れずに持ってくれることを期待しながらの走りとなりそうだ。

 昼のサービスに向かう途中で、ライコネンは「エンジンに問題がある。パワーが全然ないんだ。あと、大きくジャンプをしすぎてフロントのサスペンションが壊れて、減衰がなくなってしまった。足回りに関してはサービスで直すとして、エンジンは何か解決法がありそうもないね。どこまで持つかって感じだ」と説明する。

 マシンはトミ・マキネン レーシングのサービスに帰還する前に、コ・ドライバーのカイ・リンドストロームが状況をチェック、チームへ報告を行い、サービスでの整備メニューを確認。
「エンジンがイッてしまいそうだ。トルクがないのでコーナーでは低いギアを使わないといけない。これが一番の問題だ。
 ただ、まだゲームオーバーってわけじゃない。エンジンにはできることが少ないと思うけど、他には直すべきところがある。SS15のジャンプでダンパーとサンプガードを壊したので、それらを直して今日残りの3ステージを戦いたい。エンジンが持ってくれるのを祈りつつ、楽しみたいと思う」

 ラリーはサービスの後、デイ2の3ステージ約52km、そして最終日のデイ3は4ステージ約47kmが残っている。

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