ルノーは、F1プレシーズンテストにおいて開幕戦に向けた準備をすべて行えたとはいえないとして、オーストラリアGPがスムーズにいくかどうか懸念を抱いていると認めた。
3回のシーズンオフテストで、ルノーのパワーユニットは信頼性に関してもパフォーマンスに関しても好調ではなく、ルノーを使用するレッドブル、トロロッソ、ロータス、ケータハムは、メルセデス勢、フェラーリ勢ほどの周回数を走れずに終わった。
多数の問題を解決し進歩を遂げたというルノーだが、来週行われる開幕戦を楽に戦えるとは思っていないと述べている。
「メルボルンは気がかりな週末になるだろう」とルノー・スポールF1の副マネジングディレクター、ロブ・ホワイトは語った。
「通常のレースウイークエンドを過ごし、すべてのチームの2台のマシンがすべてのセッションできちんと走れれば、本当にほっとするだろう」
「契約チームとドライバーたちがマシンのパフォーマンスを見つけ、レースにおいて真価を発揮できるよう、サポートしたいと思っている」
「オーストラリア前の最終テストの目標は、それ以前のテストでの遅れを取り戻し、実戦に向けてリハーサルをすることだった」
「4チームがグランプリにおける手順や作業をぶっつけ本番でやることなく、通常のレースウイークエンドへと臨めるようにすることが、我々の望みだった」
「すべてのチームに関してすべてのプログラムを終えられたというわけではない。その事実は否定はできない。メルボルンへの準備の一部は不十分であると認める」
「だが、ポジティブな面では、予選セッションのシミュレーション、スタート、レースディスタンスの走行、ロングスティント走行といったすべてのことをある程度成し遂げた。今回も確実に進歩を示せた」