ルノーF1チームは、現在療養中のロバート・クビカの状況を見極めてから、2012年のドライバーラインナップについて検討すると述べた。
クビカはシーズンオフに出場したラリーで重傷を負い、何度も手術を受けた後に現在はリハビリを受けている。最も心配されているのは右手のけがであり、今週、マネージャーのダニエル・モレリは、それについてはまだ懸念があるが、右足はすでに問題がなく、今年の最終戦で復帰できる可能性もあるかもしれないと示唆している。
クビカの今後については夏の終わりごろには何らかの判断が下される見込みであり、それを待って来年のドライバーラインナップのことを考えると、チームプリンシパルのエリック・ブーリエが述べた。
「ロバートがカギになる」とブーリエ。
「我々は100パーセント、ロバートをサポートしている。決定を下す前に、レースに関するリハビリの機会を提供すると申し出た」
「我々に何ができるかを知るために彼のマネジメントと話し合いを行っている。全員が必ずしも同じ懸念を抱いているわけではないが、私は彼が戻ってくるのかどうか、ロバートの決断を待ちたい。その後、我々が違うプランでいくのかどうかを検討する」
「8月には完全なリハビリを始めると聞いている。かなり遅い時期だ。だが我々はそのころに決定を下さなければならない」
今季、クビカの代役を務めるニック・ハイドフェルドは、1度表彰台を獲得しているが、安定した結果は残せておらず、ブーリエは彼の今季の仕事について「優れているといえるが、十分優れているとはいえない」と表現し、満足してはいないことを示唆している。