エンジンサプライヤーのルノーは、同社のエンジンを搭載するパートナーチームがルノーエンジンの性能によって空力的な恩恵を受けていると主張している。
ルノーは今シーズン、ルノー・スポールF1を通じてレッドブル、ロータス・ルノーGP、チーム・ロータスの3チームにV8エンジンを供給している。彼らは、このエンジンを搭載する3チームが2週間前のオーストラリアGPで“通常よりも10パーセント多くの燃料を消費”したことを明らかにした。
F1SAによれば、ルノーが供給するエンジンユニットは、ドライバーがフルパワーで長時間を走行する際に、燃料消費量の面で優れているという。ルノーは声明において「ブロウン(吹き付け)・ディフューザーを採用するパートナーチームは、より多くの排気フローを得ることができた」と述べている。
2010年にエンジンの排気フローによってダウンフォースを増幅させるというブロウン・ディフューザーが登場して以来、各エンジンメーカーはドライバーがコーナーなどでスロットルを離した状態でも排気フローが流れる新たなエンジンマップを開発したとされている。
「簡単に言えば、燃料がより多く燃えるほど多くの排気フローが発生し、必然的に多くのダウンフォースが生まれることになる」