バーレーンF1合同テスト4日目最終日の22日、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュがSTR9で走行を行った。
バーレーンテスト初日はダニール・クビアトが担当したが、オイル漏れなどたくさんの問題が発生したため、5周しか走行できなかった。2日目はベルニュが58周と、比較的まとまった周回を重ね、3日目のクビアトも57周を走り、7番手タイムを出している。
しかしテスト最終日には、いくつかのトラブルが発生、ベルニュは19周しか走れず、1分40秒472のタイムで8番手となった。
ベルニュは、ルノーのパワーユニットに「大きな問題」が起きたと明かした。
「僕らは今日、大きな問題を抱えていた」とベルニュはセッション終了直後に述べ、その問題は「エンジンサイド」のものであることを認めた。
「最初からいくつか問題があることは皆、分かっているので、状況が変わったというわけではない」
「ネガティブな話をするつもりはない。僕自身、ネガティブに感じてはいないし、皆がそれを知っている」
「僕はポジティブに考えている。大きな問題が発生したが、彼らは問題の一部を解決した。時間がかかることは分かっている」
トロロッソのマシン自体は優れていると、ベルニュは感じている。
「マシンの挙動にはとても満足しているんだ。パッケージとして優れている」
「エンジンの問題が解決すれば、まずまずの状態になるだろう。チームが与えてくれたシャシーを僕は気に入っている」
ベルニュは、ルノーには開幕戦までに問題を解決する力があると確信している。
「来週(のテスト)はまだ開幕戦ではないし、まだ問題が出たとしても構わない」
「メルボルンに着いた時にいいパッケージに仕上がり、レースができることが重要だ」
「チームのスタッフ、ルノーのスタッフを心から信じている。彼らは問題を特定しているから、対策を講じることができるはずだ」