ルノーは来季グループ・ロータスと提携し、F1への関与を縮小するのではとのうわさの中、ルノー社CEOのカルロス・ゴーンが、エンジンやテクノロジーの供給を通して逆にF1への関与を深めていきたいと語った。

 ロータス・レーシングとプロトンが「チーム・ロータス」の名称の使用をめぐって争っている中、プロトンはルノーF1と契約を結び、「ロータス・ルノー」という名称でF1に参戦することを検討しているとのうわさが流れた。

 ルノーF1のチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、グループ・ロータスのオーナーであるプロトンと話し合いを行っていることを認めた。
 ブーリエはブラジルGPの週末、Auto Hebdoに対し、ロータスとの提携の可能性があると認めている。
「可能性のある提携に関して議論が行われている。だが他のスポンサーや企業との関係についても同じだ。ひとつの可能性にすぎない」

 一方ルノーSAのCEO、カルロス・ゴーンは、F1参戦の形が変わる可能性はあるものの、F1活動は継続していくと述べた。
「ルノー社は(来年も)チームに関与していく」とゴーンはAuto Hebdoのインタビューにおいて述べている。
「我々の関心に見合う経済上、マーケティング上の契約があるかもしれない。なんらかの変化がある可能性があるが、今のところはない。ひとつ言えるのは、我々はF1に参戦する多数のチームへの技術供給を拡大していくということだ」

 ルノーF1チームの名称が変更される可能性はあるのかとの質問に対し、ゴーンは次のように答えている。
「名称変更というケースはどこにでもある。ルノーの名称は維持したいが、ルノーF1チームに関していえば、関連した他の名前になる可能性はある」
「レッドブルの中でいえば、我々はレッドブル・ルノーである。ルノーの名称が今後さまざまなチームとともにもう少したくさん目にすることになるだろう。我々はただひとつのチームとしての印象を与えたくないのだ。数チームのために技術を開発することを望んでいる」

 ルノーはルノーF1チームの株式を売却するのかとの質問に対しては、ゴーンは明確なコメントを避けた。
「何が起こり、何が起こらないかについての議論については直線的な答えを提供するつもりはない。すべて資金的関与にかかわることであり、戦術的な問題だ。我々はひとつの特定のチームを運営するためにF1に関与しているわけではない。我々はルノーの名称とルノーのテクノロジーを広めるためにF1にいるのだ」
「重要なのはエンジンに関する役割とテクノロジーの供給を拡大することだ」

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