レッドブルは6日、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタとセバスチャン・ブエミを2014年のテスト兼リザーブドライバーに起用することを発表した。
2011年までトロロッソのレースドライバーを務めたブエミは、2012年からレッドブルのテスト兼リザーブドライバーを引き受ける傍ら、WEC世界耐久選手権に参戦するトヨタ・レーシングのドライバーとしても活動している。
一方、今季のフォーミュラ・ルノー3.5でランキング3位につけ、来季トロロッソの有力なドライバー候補に挙がっていたダ・コスタは、トロロッソが大方の予想に反してダニール・クビアトを起用したため、念願のF1デビューをあと一歩のところで逃している。
ダ・コスタは、今も来季のレース活動を明らかにしていないが、先日BMWのDTMテストに参加、DTMマシンのスピードに驚いたと前向きなコメントを残している。
レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーは、来季のテスト制限の撤廃がブエミとダ・コスタの役割をより重要にしたと語っている。
「2014年に向け、セバスチャンとアントニオの契約を発表できることは素晴らしい」とホーナー。
「来年は、ここ数年で最も大きなF1の規則変更があり、複数回のシーズン中テストも復活する。したがって、ふたりの有能なドライバーを抱えることは、チームにとって大きな利益となるんだ」
ダ・コスタは今年の中国GPで、同じ週末にWECに出場したブエミに代わってレッドブルのリザーブドライバーに就いた経験を持っている。