F1ベルギーGPの決勝でレッドブルの2台がピットレーンからスタートすることを真剣に考えていたと、チームボスのクリスチャン・ホーナーが明らかにした。
ホーナーは、予選Q3でわずか数周使用しただけのソフトタイヤにブリスターが発生したことを重大な問題と捉え、決勝を前に安全性の面からタイヤの変更を許可してほしいとFIAに申請していた。F1SAが伝えている。
しかし、レースディレクターのチャーリー・ホワイティング、およびマクラーレンとフェラーリのライバル勢はこの申し出を拒否したと言われ、ホーナーは決断を迫られたことを明かした。
「素晴らしい結果だよ。だが実際は保守的になる必要があった」とホーナーはドイツのRTLに語っている。
「ハードタイヤでピットレーンからスタートすることさえ考えていた。チャンピオンシップにとって決して良いことではないが、それでもリスクは非常に大きかったんだ」
「ブリスターの発生は明らかだったよ。我々のマシンだけではなく、他のライバル勢のマシンにも同様の問題が起きていたようだ」
結果的にレッドブルは1-2フィニッシュで4戦ぶりの勝利を手にしたが、ホーナーは次戦の高速モンツァもシーズン最大のチャレンジになると気を引き締めている。
「我々にとって大きな戦いになるだろう」