レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは、来季のパワーユニット契約に関する期限を2、3週間延長すると述べた。一方で、2016年にルノーのパワーユニットを継続して使用する可能性も、ホンダにスイッチする可能性もないと発言した。

 2014年のF1新エンジンレギュレーション導入以来、ルノーのパワーユニットに不満を募らせているレッドブルは、2016年末までの契約があるにもかかわらず、これを今季末で解消することをルノーに対して申し出た。しかし来季ワークスチームと同等のパワーユニットを積むことにしか興味はないと主張するレッドブルとメルセデス、フェラーリとの交渉はまとまらなかった。

 そのためこの数週間、ホンダとの契約の可能性が取りざたされているが、ホンダのワークスパートナーのマクラーレンがレッドブルへの供給を拒否したことも明らかになっている。

 レッドブルは、10月中に来季エンジンに関する決断を下すと決めていたが、これをさらに延長することを明らかにした。

 レッドブルは、自身が所有するメディアSpeedweekにおいて、最近の状況について語り、ルノー、メルセデス、フェラーリを批判した。
 また、マテシッツは、ルノーとの関係を継続する可能性もホンダと契約する可能性もないと述べたとSky Sports F1が伝えている。

「期限を2、3週間延長せざるを得なかった」とマテシッツはSpeedweekに対して語ったという。
「しかしいずれにしても我々が使える競争力のあるエンジンはない」

「我々は(ルノーとの)契約を解消している」とレース後に語ったというマテシッツは、Speedweekにおいてレッドブルはルノーに絶望して契約を終了することにしたと説明した。

「この半年で理由ははっきりした。ルノーには信頼性と競争力が高いパワーユニットを開発する気もなければその能力もない」
「2年間の開発期間を経てもメルセデスに約80hp劣っており、信頼性の度合いもひどいものだ」
「ルノーのパフォーマンスと見せかけの態度に対する失望は非常に大きい。ルノーは2014年シーズンの後、進歩しているどころか、メルセデスとのギャップが広がっている」

 Speedweekにおいてマテシッツは、レッドブルとルノーのパートナーシップが継続する見込みはなく、ルノーがレッドブルを買収してワークスチームとして参戦する可能性も考えられないことだと述べている。

 一方で、ホンダのパワーユニットにスイッチする可能性もないと、マテシッツは発言している。

「ホンダと契約する可能性はない。第一に、ロン・デニスが彼らと独占契約を結んでいると主張している。第二に、ルノーからスイッチすれば、レッドブルの状況はもっと悪くなってしまうだろう」とマテシッツがSpeedweekにおいて述べたとSky Sports F1が報じた。

 マテシッツは、レッドブルにワークスレベルのパワーユニットを供給したがらないメルセデスとフェラーリを改めて批判した。
「ファクトリーレーシングチームは我々を恐れている。彼らのファクトリーチームより我々の方が速いということを分かっているからだ」

「FIAも(バーニー・)エクレストンもレッドブルがF1から撤退することを望んではいない。この11年間にわたり、レッドブルはF1を強く支持してきた。しかしマテシッツが望む競争力の高いエンジンがなければ、そのプロジェクトは無意味になる」

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