レッドブルのマシン開発を行うレッドブル・テクノロジー社は5日、2011年からロータス・レーシングにギヤボックスおよび油圧システムの供給を行うことを明らかにした。

 レッドブル・テクノロジー社は今回の提携により、来シーズンから英国系マレーシアチームに独自のシステムを供給することになった。
「ロータス・レーシングの決定に、我々も非常に満足している」と、語るのはレッドブルを率いるクリスチャン・ホーナー代表だ。

「レッドブル・テクノロジー社の歴史がまだ浅いにもかかわらず、今回サプライヤーとして他のチームに選ばれたことは、我々が初期のシーズンから行ってきたことが達成されたことの証だ。2011年からロータス・レーシングと共に働けることを楽しみにしている」

 一方でロータスは、先日、コスワースとのエンジン契約を今季限りで終了することを発表しており、来季からはルノーエンジンを搭載するとウワサされている。システムの供給元となるレッドブルも同じルノーエンジンを積むことから、今回の契約は理にかなっていると言える。

「ギヤボックスとハイドロリクスのパッケージはマシンのパフォーマンスのみならず、マシンのデザインやパッケージングにおいて重要な役割を果たすものだ」と、チーフテクニカルオフィサーを務めるマイク・ガスコインは語っている。

「今回の提携により、我々のデザインおよびエアロチームに刺激的なプラットフォームをもたらすだろう」

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