レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコとセバスチャン・ベッテルが、メルセデスが今季マシンでピレリタイヤのテストを行っていたことに対して強い不満を表した。

 スペインGP後にバルセロナでメルセデスとピレリが今年のクルマを使用して1000kmにわたるテストを行ったことが、モナコで明らかになった。

 レッドブルらはこの“極秘テスト”はレギュレーション違反に当たるとして正式な抗議を提出、FIAはこの件に関して調査を行った後に国際法廷に持ち込む可能性があると表明した。

 これまで決勝でタイヤに非常に苦しんでいたメルセデスがモナコではうまく戦い、ニコ・ロズベルグがポール・トゥ・フィニッシュを飾った。そのパフォーマンスは秘密テストの恩恵によるものかもしれないと、マルコは述べている。
 マルコは、3日間のテストができればラップタイムを1秒削れると主張している。

「非常に不満だ。我々は3日間テストをすれば1秒速くなる。(チーフテクニカルオフィサーの)エイドリアン・ニューエイがそう言っている」とマルコが述べたとThe Guardianが伝えた。

「(テストが)彼らに有利に働いたのは間違いない。今日(モナコ決勝日)彼らは全くタイヤに苦しまなかった。何の問題もなかった」

 一方、ベッテルも、メルセデスがテストに助けられたのは間違いないと述べた。モナコでベッテルはロズベルグに続く2位でフィニッシュしている。

「レギュレーションによってテストが許されていないのに、ひとつのチームがテストをするなんておかしな話だ」とベッテルが述べたとSky Sportsが伝えている。

「合意があったとかなんとかいろいろな話があるけど、いいことじゃない」
「彼らが先週(のテスト)のおかげで勝ったとは思わない。そこははっきりさせておきたい。でもより多くの経験を積めばそれが助けになるのは間違いない。それは明らかだよ。今はテストの機会がとても限られているから」

 メルセデスとピレリは、今回のテストによってチームがアドバンテージを得るようなことは全くないと断言している。

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