バーレーンF1合同テスト3日日の21日、ダニエル・リカルドがレッドブルRB10・ルノーの走行を行ったが、再びチームはトラブルのためテストを中止した。
ヘレステストではルノーのパワーユニットおよびパッケージングの問題を抱え、レッドブルは4日間の中で21周しか走行できなかった。
バーレーンテスト初日も14周の走行にとどまったものの、2日目はセバスチャン・ベッテルが計59周とまずまずの周回数を走りこんでいた。
しかしリカルドがマシンを引き継いだ3日目、レッドブルはパワーユニットではなくマシンの問題によって、午後の走行を切り上げる決断を下した。
リカルドは28周を走行するにとどまり、1分40秒781でタイムは全体の9番手だった。
チームは、メカニカルトラブルが発生し、マシンを分解する必要が出たため、この日の走行を打ち切り、翌日のテスト最終日に向けて集中することにしたと説明している。
「昨日はいい作業ができ、昨夜もマシンの組み立てを順調に行うことができた」とレースエンジニアリング・コーディネーターのアンディ・ダメラム。
「午前中もうまくいき、ショートランに集中、ヘレスの時とはマシンのフィーリングが全く異なるため、少しずつダニエルに合わせていこうとしていた」
「ランチタイムにさらなる変更を行っていたところ、メカニカルトラブルが発生した。これまで起きたことのないものであり、トラブルの性質から、マシンを分解しなければならなくなった」
リカルドは、マシンは少しずつではあるが改善しており、残りのテストを通して開幕戦への準備を整えられるはずだと述べている。
「今日の午後起きたのは(パワーユニットではなく)完全にメカニカルトラブルだ」とリカルド。
「もっと走りこみたかったんだけどね。でも走れる状態に近づいている」
「セブは(昨日)60周近く走った。僕らはゆっくりと向上している」
「午後にメカニカルトラブルが起きたために、今日の走行は取りやめて、明日に向けて問題を解決することに決めた。明日は丸一日走れるといいね」
「ヘレスの時と比べると間違いなく進歩している。突然問題が解決するようなことはないのは分かっているんだ」
「まだ十分な進歩は成し遂げていないけれど、それに近づいてはきているから、明日と来週のテストで、そして(開幕戦の)メルボルンに向けて、いいレベルに到達できることを期待している」