レッドブル・レーシングのチームボス、クリスチャン・ホーナーが、現在好調のRB5は今後さらに大きく改善させられる余地があると自信を見せ、新ディフューザーをモナコで導入すべく作業中であると明かした。
スペインGPでマーク・ウエーバーが3位表彰台を獲得した後に、ホーナーは、現在KERSもダブルデッカー・ディフューザーも装着していないRBRのマシンは、まだまだパフォーマンスを向上させられる可能性があるとコメントした。
「我々は初のポールポジションを達成し、初優勝も成し遂げた。したがって、自然と我々の目標は変わってくる」とホーナーは、F1公式ウェブサイトに語った。
「今の我々の目標は明らかで、ブラウン勢とのギャップを縮めることだ。バルセロナではそれが実現できていることが証明できた。しかも我々にはさらなる大幅な開発の可能性が残されている。マシンのパフォーマンスは非常によく、チームのパフィーマンスも極めていい。我々は正しい方向に向かっている」
「エイドリアン・ニューエイと彼のスタッフは、非常に素晴らしい仕事を成し遂げた。レギュレーションに対して、典型的なエイドリアンのやり方で、極めて知的な解釈を行い、境界、限界を押し広げ、非常に革新的かつ魅力的なマシンを作り出した。我々が理解するレギュレーションに対して彼らが採ったソリューションは印象的だ。そしてフロアに関するレギュレーションがさらに明確化されたため、我々は興味深い開発の機会を得ることとなった」
ホーナーは、次戦モナコGPに間に合うよう、RB5の新たなアンダーボディの製作作業が進められていると述べた。
「RB5の特徴を考えると、新たなフロアを導入するのは大きなチャレンジだ。他のチームよりも難しい作業になるだろう。しかしミルトンキーンズのスタッフはソリューションを見つけるべくハードワークにあたっている。できればモナコでデビューさせたいね」