バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト2日目、ダニエル・リカルドが引き続きレッドブルRB10・ルノーの走行を行った。
前日、リカルドはオーバーヒートにより39周の走行にとどまったが、28日にはトラブルなく66周を走った。
レッドブルは午前中は、前日のマシンのダメージを修復、ショートランでの確認とレースクルーのためのピットストップ練習を行ってから、午後に本格的な走行に取り掛かった。
リカルドはソフトタイヤでも走行、終盤にはここまでで最長の20周のロングランもこなし、ポジティブな一日を過ごしている。
リカルドのベストタイムは1分35秒743で、フォース・インディアのセルジオ・ペレスがマークしたこの日のトップタイムから約コンマ2秒差で3番手となった。
これまでルノーのパワーユニットとマシン自体の問題を抱えて満足に走行できずにいたレッドブルだが、大きな改善を果たせたと、リカルドは喜んでいる。
「昨日と比べてあらゆる面で大きく改善したし、今後の見通しが大幅に楽観的なものになったと思う」とリカルド。
「まだ学ぶべきことは多いけれど、進歩しつつあり、この2日間、正しい方向に大きく前進できた」
この日、走行したマクラーレンのジェンソン・バトンは、レッドブルの速さを感じたと述べている。
「彼らはすごく速いね」とバトン。
「彼(リカルド)は21周を走っている。これはレース距離の35~40パーセントという、大きな割合に相当する」
「彼らが問題を解決できれば、競争力を発揮するだろうことは分かっていた」
「まだ問題は残っているのだろうが、4回タイトルを獲得したチームを無視することは絶対にできない」
「彼らは高い競争力を発揮するだろう。それが開幕戦からなのか、3戦目からなのかというだけの問題だ」