FIAは、7月に予定されている若手ドライバーテストで、チームのレースドライバーを走らせることが可能になると認めた。
イギリスGPではタイヤのバーストが相次いで起こったため、FIAは1日、レースドライバーが次回の若手テストに参加できるよう、テスト規制を即時変更する認可の手続きに入ったと明らかにした。彼らは、レースドライバーが参加することによって、ピレリのタイヤ問題を解決する手助けになることを期待している。
また、シーズン中にレースドライバーがテストに参加することを禁じたレギュレーションを変更するため、近くワールド・モータースポーツ・カウンシルが招集されるとみられているが、おそらくこの会議は形式的なものになるだろう。
チームはこれで、7月17〜19日にかけて行われるシルバーストンでの若手ドライバーテストで、レースドライバーを走らせることが可能になるが、あくまでレギュラードライバーはタイヤ開発のために走ることが許されているだけで、マシンの改善および評価につながる作業はできない規定となっている。
FIAはまた、テストフォーマットの変更も検討しており、レースドライバーとともに若手ドライバーを走らせることができるよう、スケジュールを1日延長することも示唆した。
7月のシルバーストンテストは公式には若手ドライバーテストでなくなるが、メルセデスは“テストゲート”に対する処分で若手テストへの不参加に同意している。