ニコ・ロズベルグは、メルセデスGPが技術陣営の再編を行ったことが、契約延長を決意する大きな理由になったと述べた。
メルセデスは、10日、ロズベルグと2013年からの新たな契約を結んだことを発表した。
メルセデスにはテクニカルディレクターとしてボブ・ベル、テクノロジーディレクターとしてジェフ・ウィリス、エンジニアリングディレクターとしてアルド・コスタが加入しており、こういった動きが大きな理由となって残留を決意したとロズベルグは語った。
「間違いなくそうだ」とロズベルグ。
「この夏、チームが真剣にトップに立つための取り組みを行っていることが分かった」
「状況を見るために夏に少し待ってみたが、(状況がよくなってきているのは)明らかであり、(チーム・プリンシパル)ロス(・ブラウン)は改革を強く推し進めてきた」
「忍耐強くならなければならないことは分かっているが、将来素晴らしい時代が訪れるのは確かだ」
今後数年のうちにメルセデスがトップチームになると確信しているロズベルグだが、2012年の序盤はまだ苦戦するだろうと予想している。
「苦労するだろう。今のところ(上位との差は)とても大きい。来年は常に表彰台争いに加わることを目指さなければならない。それが目標であり、それができれば僕らにとって大きなステップになるだろう。そこからさらに上を目指す」
「来年の初めにトップに立つというのは現実的ではないと思う。それでも努力し続けるよ。僕らは正しい方向に向かっているし、ジェフ・ウィリスがチームにさらなる力をもたらしてくれ、皆がより一層ポジティブになっている」
「彼の加入によってすぐに全員にポジティブな影響が表れるというのは難しいだろうけど、順調にいっている。ファクトリー全体の雰囲気がとても前向きになっているんだ」