USF1のレースドライバーとして最初に発表されたホセ-マリア・ロペスは、新規チームと共にチャレンジに立ち向かい、いつか優勝やタイトルを狙えるようになりたいと意気込みを語った。

 ロペスはアルゼンチン政府からサポートを受けてF1デビューを飾ることになり、今回の発表はアルゼンチン大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルにより、ブエノスアイレスの大統領官邸から行われた。

「今日は僕や家族、アルゼンチンの人々にとって忘れられない一日になった」とロペスはコメントしている。
「人生のほとんどの時間をかけてこの日のためにずっと努力してきた。このようなチャンスをいただき、ピーター(・ウインザー)とケン(・アンダーソン)にはいくら感謝してもしたりないぐらいだ。新しいF1チームだからたくさんのチャレンジに立ち向かうことになるだろう。でも毎戦毎戦前進し、いつの日か優勝やタイトルを狙えるようなチームになれるよう基礎を築き上げていくことを目標として頑張っていく」

 ロペスは7歳からカートの国際レースに出場、2002年イタリア・フォーミュラ・ルノー選手権を獲得、2003年にはヨーロッパ・フォーミュラ・ルノーV6選手権でチャンピオンになり、F3000で1年、GP2で2年を過ごし、この間に1勝を挙げている。
 2004年から3年にわたってルノーF1のテストドライバーを務めたロペスだが、レースシートは得られず、2007年にアルゼンチンに戻り、国内レースで38勝、3タイトルを獲得した。

 ノースカロライナ シャーロットに本拠を置くアメリカの新規F1チーム、USF1は、これまでドライバーをひとりも発表しておらず、今季参戦は実現しないのではないかと危ぶまれてきたが、ようやくひとり決定するに至った。チームプリンシパル、プレジデントおよびCEOのケン・アンダーソンは、チームを形成する上で適切なドライバーを見つけることが非常に重要だったと述べている。
「F1チームをいちから始める際にはやるべきことが多い」とアンダーソン。
「一歩ずつ前進していかなければならないが、適切な人物をシートにつけなければ、すべてが台無しになってしまう。ホセ-マリア・ロペスを起用することによって、我々は2010年のデビューシーズンで成功を収めるための態勢を固めることができた」

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