グループ・ロータスは、2012年のWEC世界耐久選手権に向け、コリン・コレスが創設したドイツのコデワ・チームと組んでLMP2クラスに参戦すると発表した。
2010年から11年にかけてHRT F1チームのオペレーションを担当したコレス率いるコデワは、ロータスのブラックとゴールドのカラーリングを纏い、2台のローラB12/80クーペを走らせる予定で、インディカーでもロータスエンジンを開発しているエンジン・デベロップメント(ジャッド)がエンジンを担当。BMWのV8エンジンに、ロータスのバッジをつけたエンジンを開発し搭載するという。
今回のLMP2プロジェクトは、昨年ロータスが明らかにした、ノーフォークで自製のプロトタイプカーを製作する計画に続いていくもので、ロータスは過去にプジョー908のデザインを担当したデザイナー、パオロ・カントーンを起用している。
ロータスのモータースポーツディレクターであるクラウディオ・ベロは、コデワとの協力が昨年LM-GTEクラスに参戦した後の、耐久レースへの取り組みに向けた理想的なステップアップであると語っている。
「これは我々にとって理想的なステップだ。我々は今季LMP2クラスに参戦することは秘密ではなかったが、適切なプロセスを経なければならなかった。我々は今回の理想的なパートナーシップに満足している」とベロ。
今回、プログラムのドライバーについては発表されておらず、チームはまず3月17日のセブリングに1台のマシンで臨むという。2台目のマシンは5月のスパでデビューする予定だ。チーム監督には、コリン・コレスの父親であるロムルス・コレスが就任するという。