ロータスは、少なくとも2011年シーズン序盤はKERSを使用しないと認めた。
今年5月、ロータス・レーシングのチームプリンシパル、トニー・フェルナンデスは、十分な理由の下で来季マシンをKERSなしで作るという判断をしたとコメントしていた。
チーフテクニカルオフィサーのマイク・ガスコインは最近、少なくとも来シーズン序盤はKERSを搭載しないと発言した。
「シーズン開幕戦にはアジャスタブル・リヤウイングは使用するがKERSはない状態で走る。KERSに関しては技術的リソースの関係でまだ開発中なのだ」とガスコインがedp24.co.ukに述べたとMotorsport.comが報じている。
「KERSは労力や難点を考えると、1周において大きなプラスになるとはまだいえない。シーズン序盤の何戦かは使用せず、その後導入するという戦略ならいいだろう」
「シーズンの最初はKERSは我々にとって有利にならない」
「他にもいろいろな要素があり、我々はすべてのものに力を注ぐことに決めた。あらゆる要素を正しくしなければ、KERSが有利に働くことはないだろうからね」
ロータスは来季からルノーエンジンを使用することになっており、KERSを搭載する場合にはルノー製のものを使うことになると、ガスコインは認めた。
「ルノーは環境にやさしいテクノロジーやKERSの使用に非常に積極的だ。したがって我々もそれを推し進めていくことになるだろう」