バーレーンF1合同テスト3日日の21日、ロータスに新加入したパストール・マルドナドが、公式テストで初めてE22の走行を行った。
今年ウイリアムズから移籍したマルドナドは、この日、ロータスで初の本格的なテストに取り掛かった。
マルドナドは、午前中の早い段階から走行をスタート、比較的順調に周回を重ねていたが、20周弱を走った後、コース上でストップ。13時前にコースに復帰したものの、再びすぐにマシンを止め、合計2回の赤旗を出すこととなった。
マルドナドは26周を走るにとどまり、1分39秒642で全体の8番手となった。
チームは後に、ギヤボックスとエネルギー回生システムにトラブルが発生したと発表した。
テスト最終日のためにギヤボックスのパーツをイギリス エンストンから取り寄せることを決めたが、パーツ到着に時間がかかるため、22日はセッション開始直後から走行することはできないと、チームは予想している。
最終日に引き続き走行する予定のマルドナドは、トラブルが多発したルノーのパワーユニットに大きな注目を集まっているが、ロータスに関してはエンジンサイドに大きな問題はないと述べている。
「エンジンに関しては大きな問題は出ていない」とマルドナド。
「マップ、電気系といった部分でまだ完璧な状態ではないが、それが普通だ。すべてのチームが同じ作業を行っている」
「確かにルノーよりメルセデスエンジンの方が距離を重ねているけれど、僕らの場合、まだ3日間しかテストをしていないし、エンジンに大きなトラブルは出ていないから、今の時点で判断するのは難しい」
「問題はひとつだけじゃない。ガレージでいくつかの問題を修正し、すべてをチェックしてコースに戻ると、また問題があるといった具合だ」
「いい状態に持っていくために努力しているところだ。素晴らしいチームで、彼らはやるべきことを知っているから、前進できると思う」