WRC36年の歴史において、通算50勝を挙げた初のドライバーとなったセバスチャン・ローブは、早くも51勝目に目を向けていると語った。
2009年のラリー・キプロスでローブは、ターマックの初日で大量リードを築き、2日目と3日目のルーズなグラベルでもトップの座を保ち、通算50勝目をマーク、史上最も成功を収めたドライバーとしてのポジションを改めて確立した。タイトル6連覇を目指す今年、ローブはアイルランド、ノルウェイに続くキプロスで勝利を獲得して開幕3連勝を達成、連続表彰台を13戦に拡大した。
キプロスにおいてローブは、記録のことは考えずに走ったという。
「ミッコ・ヒルボネンのスプリットタイムは見ていなかったので、彼に接近されないように必死でプッシュしなければならなかった」とローブ。
「ぬかるみがすごかったけれど、なんとか問題なく切り抜けることができた」
「僕らが50勝目に到達したのは素晴らしいことだが、それもひとつの数字にすぎない。実際、僕はすでに51勝目のことを考えている。今回のレースは最初から最後までうまくいった。僕らのC4 WRCは、ルーズな路面でもアスファルトでもハンドリングがパーフェクトだった」
シトロエンのレーシングディレクター、オリビエ・ケネルは、シトロエンのために再び素晴らしい結果を達成したローブを称えるコメントを発表している。
「我々にとって全体的にパーフェクトなイベントとなった」とケネルはコメントしている。
「セバスチャンのパフォーマンスはどこから見ても非の打ち所がないほど素晴らしいものだった。いつもどおり彼は完璧なペースで走行し、勝利を最終目標としてすべてのステージをスタートした」
「同時に彼は、このようなコースで厳しい試練を課せられたマシンを労わりながら走った。序盤3戦を終えて、今夜我々は16ポイントのリードを築き、ランキングトップに立った。これを喜ばずにいられるはずがない」
ラリー/WRC ニュース
ローブ「すでに51勝目に目を向けている」
