ヴァージンのリチャード・ブランソンが、同社の来季F1への関与については今季終了後に決定することを明らかにした。
ヴァージンは今季開幕戦においてブラウンGPとスポンサー契約を結び、最初のレースでジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロが1-2フィニッシュを飾り、先日のブラジルGPでバトンが2009年ドライバーズタイトル、ブラウンGPがコンストラクターズタイトルを獲得するという、夢のような一年を送った。
「これ以上素晴らしい夢が実現することなど想像できないほどだ」とブランソンはBBCラジオ・ファイブ・ライブにおいてコメントした。
「ヴァージンのステッカーをいくつか持ってメルボルンに飛び、握手をして彼らに資金を提供した。その時には1-2を勝ち取れるなんて思ってもみなかった」
来季に向けてヴァージンは新チーム、マノーとすでに契約済みであると広く推測されているが、ブランソンは来季活動については今シーズンが終了した後に決断を下すつもりだと述べている。
「今季最終戦アブダビの後で決断を下すつもりだ。彼ら(ブラウン)はメルボルンのレースの前には全く金を持っていなかった。そんな時に我々が彼らに関与できて非常に満足している。それによって彼らは素晴らしいマシン、素晴らしいドライバーたちを持っていることを証明でき、最高の結果に向けて取り組んでいくことができたのだ」
「完璧な関係だった。ヴァージンは弱小チームをサポートするのを好んでいる。しかし彼らはいまや最も値の張るチームになってしまい、もはや弱小ではない」
「来月には発表を行う予定だ。しかし今のところはブラウンチーム、ジェンソン、そして同じく素晴らしい仕事をしたルーベンス・バリチェロと共に、この最高のシーズンを祝いたい」