ヴァージン・レーシングが、F1デビューを果たす2010年に向け、ティモ・グロックのチームメイトとしてルーカス・ディ・グラッシと契約したことを正式に発表した。
15日、ロンドンでヴァージンがF1チームの公式発表を行った。以前からウワサされており、すでにエントリーリストからも判明していたことだが、2010年にF1に参入するマノーがヴァージン・グループと契約し、ヴァージン・レーシングとして参戦することが正式に明らかになった。
2009年にはブラウンGPのスポンサーを務めていたヴァージンだが、同グループのボス、リチャード・ブランソンが、チャンピオンチームとなったブラウンとの契約は高額になったとして、来年はもっと小規模なチームと組むことを考えていると示唆していた。先日発表された2010年F1エントリーリストには、マノーではなくヴァージン・レーシングの名称が掲載されていた。
マノーは、すでに契約を発表していたグロックのチームメイトとして、以前からウワサされていたディ・グラッシを起用することを明らかにした。
ディ・グラッシは過去4年にわたってGP2シリーズに参戦し、2007年にはARTグランプリでランキング2位、2008年にはカンポス・グランプリで、2009年にはレーシング・エンジニアリングでそれぞれランキング3位を獲得している。同時に彼はルノーF1のテスト&リザーブドライバーも務めている。