2010年からF1に参戦するヴァージン・レーシングは3日、すべてCFDを用いてデザインされたという初のF1マシン、VR-01を公開した。

 新チームの中でも先陣を切って発表されたヴァージンVR-01は、“費用のかさむ”発表会を行わず、すべてネット上で公開するとチームが明らかにしていたものの、技術的なトラブルにより当初の時間よりも遅れている。(※現在は公開がされている)

 チームによれば、このVR-01は数値流体力学によってコンピューターで計算され、コストのかさむ風洞実験を経ずに製作されたマシンだという。過去にアメリカン・ル・マン・シリーズで活躍したアキュラARX-02でその手法を用いたニック・ワース率いるワース・リサーチにより設計されたものだ。

 デザインを担当したワースは「今日はヴァージン・レーシングに携わったすべての人にとって誇りとなる1日になるだろう」とコメント。「私はVR-01の設計に携わったワース・リサーチの人々の働きに敬意を表したい。F1チームをまとめ、ゼロからマシンを設計するのは大変なことだった」

「私はF1でも最高のデザイナーたちと仕事をしてきた。このスポーツで成功するために何が必要なのか知っているつもりだ。既存のチームから、我々がすべてCFDでデザインしてきたアプローチに対し懐疑論があるのには驚くつもりはない。しかし、今このスポーツは厳しい経済状況に直面している。“慣例”は我々に対して高いコストとなるだろう。必要は発明の母なのだ」とワースはCFDデザインが今後のデザインの主流になるだろうと示唆している。

 チームプリンシパルのジョン・ブースは「今日は、去年の6月から始まった我々の偉大な旅における最初の到達地点だ。VR-01は力を集中させた完全な開発プログラムの産物だ。来週、マシンをデビューさせるとき、私の興奮はすべてのチームと共有されるだろう」とコメントしている。

 また、ヴァージン・グループのチェアマンであるリチャード・ブランソンは、興奮した口調で「なんてマシンだ! ニックとデザインチームは信じられない仕事を成し遂げて、今日こうしてスポットライトを浴びることになったね。今はVR-01がテストで走るところと、来る開幕戦でヴァージン・レーシングが戦うところが楽しみで仕方ない」と語っている。

 発表されたVR-01は黒地に赤のカラーリングで、近代F1マシンのトレンドが盛り込まれている印象だ。

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