ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、ファンから不評の最終戦ポイント2倍のルールが撤回される可能性は低いとの考えを示した。
昨年12月、F1ストラテジー・グループおよびF1コミッションの会合において最終戦ダブルポイントに関して合意がなされ、FIAは、できるだけ長くチャンピオンシップへの関心を保つため、2014年の最終戦ではドライバーズ、コンストラクターズ共にポイントを2倍与えると発表した。
この規則変更には一部の関係者や大部分のファンが強い反発を示しており、F1の商業面のボスであるバーニー・エクレストンは、1月のストラテジーグループ会合でこの規則が廃止される可能性もあると述べていた。
しかし、来週、FIAがチームを招き、将来の規則に関する会合を行うが、主要なテーマの中にポイント2倍規則は含まれていないものと考えられている。
ブーリエは、ファンからの強い批判によってこの規則の導入が中止されるとは考えにくいと示唆した。
「この問題について私は非常に中立的な立場に立っている」とブーリエ。
「最終戦で状況が完全に変わってしまう可能性がある。フィロソフィーが多少変わってしまうというのは事実だ。最終戦の重要性が大きくなり、年間通してのハードワークが正当に報われることがなくなる」
「だがこれはすでに決定したことだ。可決されたのだ」
「今後さらなる協議がなされるかもしれないが、はっきりとは分からない。私としてはこれを受け入れている」
フェラーリチームは12月のストラテジーグループ会合で最終戦2倍規則に賛成票を投じたが、その後、会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、この規則は「あまりにも人為的」であり、好ましく思っていないとして、1年で撤廃されるかもしれないとの発言を行っている。
今の時期から今年のレギュレーションを変更するには、全チームからの同意が必要になる。