1月30日にトヨタが2015年のモータースポーツ活動計画について発表し、2月13日にはホンダも体制を発表。これで全日本選手権スーパーフォーミュラの2015年の参戦ドライバー、チーム体制が“ほぼ”出揃った。

 2014年からトヨタ/ホンダがそれぞれ開発し、環境にも十分に配慮された2リッター直4直噴ターボの新エンジンを搭載したダラーラ製新シャシー『SF14』が導入されたスーパーフォーミュラ。“クイック&ライト”というコンセプトで開発されており、参戦ドライバーからはF1を上回るコーナリングスピードをはじめ大好評。見応えのあるバトルも数多く展開された。

 迎える2015年シーズン、両メーカーから発表されたドライバーラインナップは19台。冒頭で“ほぼ”と書いたのは、いまだにもう1台増え、昨年終盤戦同様の20台になるのでは……!? という噂があるからだ。このあたりは今後、開幕に向けて明らかになっていくだろう。

 その19台のうち、なんと言っても話題の中心なのが、昨年までF1で戦った小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)だ。「スーパーフォーミュラはドライバーが戦える場でもあると思うので、そういう場を盛り上げることはすごく大切だと思います。日本のモータースポーツが大きく変わるチャンスは今だと思う」という可夢偉だけに、コース上以外でも強い存在感を示しそう。

 可夢偉をはじめ、F1の実戦経験者は中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー(どちらもPETRONAS TOM'S)、ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION)という4人。テストドライブ経験ならばジェームス・ロシターや小暮卓史、ベルトラン・バゲットらが経験している。ロッテラーはWEC世界耐久選手権のLMP1王者、バゲットはLMP2王者経験者でもある。

 さらに今季は、2013年にF1直下のGP2でチャンピオンを獲得したファビオ・ライマーがTEAM無限から参戦することになった。チームメイトとなるのは、同じ年にスーパーフォーミュラ王者を獲得した山本尚貴。日欧のチャンピオンがどんな戦いを繰り広げ、どう協調していくだろうか。

 2014年チャンピオンの一貴、王座経験者のロッテラー、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)、優勝経験をもつ塚越広大、伊沢拓也(どちらもREAL RACING)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION)、チームを移籍した小暮卓史(DRAGO CORSE)なども注目の存在なのは間違いない。

 もちろん、メキメキと頭角を現す平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、昨年勝利を争う活躍をみせた中山雄一(KCMG)、昨年スポット参戦ながら存在感をみせつけたアンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL)、表彰台圏内を争う戦いを数多くみせた石浦宏明、国本雄資(どちらもP.MU/cerumo・INGING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)も今季は勝利が絶対条件のはず。誰もが勝利を狙う位置にいるのが今季のスーパーフォーミュラと言える。

 エンジンウォーズの行方にもよるが、ドライバーのレベルから想像するに予選では1秒以内に10台ほどが食い込む展開になるのは間違いないだろう。SF14が導入され、コーナーではドライバーの“上手さ”も良く分かるようになっている。ぜひ今年はサーキットで、その濃密な戦いを目にして欲しい。

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