メルセデスのチームプリンシパル、ロス・ブラウンは、2012年型メルセデスには優勝するポテンシャルがあるとの考えを示した。
2年間優勝争いに絡むことができなかったメルセデスだが、冬季テストにおいては高いパフォーマンスを見せていた。
W03にはグランプリで勝てる遺伝子が備わっていると思うかと聞かれたブラウンは、次のように答えた。
「チームは常にそう信じているものだ。勝てるマシンを欲しいと思っている」
「今までのところ、勝てないと感じさせるものは何もない」
「マシンに苦労し、期待どおりに機能しないものがある場合もあるが、このマシンに関しては、我々の野心を果たせないと思えるような要素は何もない。我々の目標は過去2年よりも大きく飛躍することだ」
ブラウンは、メルセデスが全体の中でどの位置にくると感じているかを口にしてはいない。エキゾーストブロウンディフューザーの禁止に伴って各チームがそれぞれのソリューションを採用しているため、例年よりもさらに予想が難しいとブラウンは述べている。
「他のクルマがどの程度の燃料を積んで走っているのかは分からないから、判断するのは難しい」とブラウン。
「レースランがよさそうなマシンもあれば、そうでないマシンもあるが、どのマシンもメルボルンに向かう前にさらに変更されるだろう」
「一部のチームは、明らかに排気をリヤタイヤのエリアに吹き付けるデザインを使用している。それによってリヤタイヤのデグラデーションが大きくなるかもしれない。今年は去年よりもエキゾーストフローの管理が難しい。去年はかなり正確になされていたが、今年はエキゾーストパイプからディフューザーへと排気を吹き付けることはできず、さまざまな手法がとられている」
「最初の数戦で興味深い変化が見られるかもしれない」