11月16日(金)~18日(日)の3日間、富士スピードウェイで開催されるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP 2012。スーパーGTとフォーミュラ・ニッポンという日本のトップレースが同時に楽しめるイベントだが、そのサポートレースとして毎年好評の『ENEOS SUSTINA LEGEND CUP』のエントリー、そしてENEOSの協賛が明らかにされた。
このレジェンドカップは“モータースポーツファンへの感謝”をテーマに、毎年JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPで開催されているレース。日本のモータースポーツ史を語る上で欠かせない往年の名ドライバーたちが一同に会し、ワンメイクレースでもう一度バトルを展開する……というもの。
往年の名ドライバーと言えども、現役を引退してかなり経つ&高齢であるために、マシンは決して高いスピードが出るものは使用されないが、そうは言っても“レーシングドライバーの血”が騒ぐのか、毎回接触等も発生。また、ドライバー同士の先輩・後輩関係も如実に出るなど、ファンにとっては毎回笑いと興奮が楽しめるレースとなっている。
今年もENEOSブランドを全国展開するJX日鉱日石エネルギー株式会社がこのレジェンドカップに協賛。『ENEOS SUSTINA LEGEND CUP』というレース名称となった。気になる使用マシンについては、1年目のマツダ・ロードスター、2年目のホンダCR-Zに続き、今年は話題沸騰中のトヨタ86が使用される。また、今年も年齢によるハンデ制を導入し、51歳以上のドライバーは年齢から50を引いた数字を秒換算して、予選タイムに反映して決勝グリッドを決定する。
エントリーリストも発表され、今年も蒼々たる顔ぶれが並ぶことに。最高齢は2年連続でこのレースのポールシッターとなっている(ハンデ制により当たり前という説も)高橋国光の72歳で、次いで津々見友彦の70歳、長谷見昌弘の67歳と、60歳以上のドライバーが20人中13人揃う。最年少は近藤真彦の48歳。片山右京が49歳、黒澤琢弥が50歳で、この3人だけがタイムハンデが引かれない。
ドライバー面で最大のトピックとも言えるのが、俳優の岩城滉一の参戦、そして星野一義の名がエントリーリストにあることだろう。星野は昨年まではレジェンドカップに参戦せず、満面の笑みでチェッカーフラッグを振る役回りだったが、今年はエントリーに名を連ねることに。中嶋悟や長谷見など、往年のライバルが揃う中でどんなバトルを展開してくれるだろうか? 注目したいところだ。