シーズン中のテストが5月のスペインGPと7月のイギリスGPの後に2日間ずつ行われることが分かった。
シーズン中のテストは、2015年の早い段階から廃止される予定になっていたが、その後、大幅なレギュレーション変更が実施される2017年のマシンコンセプトを早期にまとめることなどを期待してチーム間で協議が行われた結果、2016年のスポーティング・レギュレーションでは2日間のテストが2回、各チームは計4日間のうち少なくとも2日間を若手ドライバーとともに行わなければならないと定められた。
今回のレポートでは、1回目のテストがスペインGP明けのカタルニア・サーキットで5月17日(火)と18日(水)に開催、2回目はシルバーストンで7月12日(火)と13日(水)に行われる見込みとなった。
昨年はカタルニアとオーストリアのレッドブルリンクでそれぞれ実施されたが、今年はオーストリアの翌週にイギリスGPがスケジュールされているため、2回目の開催地決定が難航。レギュレーションでは、ヨーロッパ外の開催についてFIAの同意と大多数のチームの支持があれば可能であり、アブダビやバーレーンなど中東地域での開催も検討されたが、最終的にはシルバーストンに落ち着いたと、Motorsport.comが伝えている。
なお、シルバーストンの責任者は、テストをファンに開放したい意向を持っているが、それにはF1の承認が必要だと語っている。