JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPのサポートレース、ENEOS SUSTINA LEGEND CUPは7周の決勝レースが行われ、関谷正徳が高橋国光を抑えレジェンドカップ初優勝を飾った。
往年の名ドライバーが一同に会し、ワンメイク車両で争うENEOS SUSTINA LEGEND CUP。前日予定されていた予選/練習走行が強雨のため18日の朝に変更されたが、決勝レースはスケジュールどおりスタートを迎えることになった。
服部尚貴プロデューサーから、前日のブリーフィングでトヨタ86の説明を受け、「決してぶつけないように!」という厳しい注意を受けていたドライバーたち。また、フォーメーションラップから先輩・後輩関係も垣間見える中、スタートの時を迎えた。
スタートでは3番手スタートの見崎清志がホールショット。津々見友彦が続くが、コカコーラ・コーナーでは11番手スタートの中嶋悟がスピン! 鈴木亜久里と接触したようで、危うくクラッシュになるところだったが、無事体勢を立て直すことに。サーキット中がホッとした。
2周目、激しい追い上げを披露したのは関谷正徳。そんな中、サーキット内のタイミングモニターには星野一義、鮒子田寛、岡田秀樹、黒澤琢弥、亜久里に対し、ジャンプスタートにより“晩御飯抜きのペナルティ”が。さらに、接触した中嶋には“修理代自腹”のペナルティが課された。
さらに3周目には、最終コーナーで桑島正美がスピン。モニターには服部プロデューサーから「勘弁して下さい」のメッセージも。また、レース開始前にドリフトを公言していた土屋圭市に対しては、「ドリフトが決まらないため、再度場内清掃のペナルティ」が課された。
快走をみせトップに立っていた関谷の後方には、72歳とは思えないオーバーテイクを披露し2番手を奪還していた国光が。ファイナルラップに関谷と国光が接近するも、関谷がなんとか国光を0.098秒差で抑えトップでチェッカー! 3位は見崎となった。
4位は土屋、5位は津々見。長谷見昌弘と熾烈なバトルを展開していた亜久里が6位を獲得した。今回初参戦の星野一義だったが、11位でチェッカーを受けている。