JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010のサポートレースとして行われている往年の名ドライバーによる『ENEOS SUSTINA LEGEND CUP』の第1レースが行われ、影山正彦が関谷正徳をファイナルラップで逆転。大激戦となったレースを制した。

 スタートから6ワイドにも広がるような、年齢を全く感じない激しい展開でスタートしたレジェンドカップ。1コーナーを制したのはポールポジションからスタートした70歳高橋国光だったが、1周目のダンロップコーナーであわや接触というオーバーテイクで“ギックリ腰療養中のはず”の関谷正徳が高橋をパス! トップに浮上する。

 翌周からは2番手高橋の背後にピタリと土屋圭市がつける展開になるが、スリップにベタベタに入りながらも義理人情からか(?)抜けず。それに業を煮やしたかのように、黒澤琢弥が高橋、土屋の2台を一気にパス! 後方では翌日のレースをまったく考えていないような接触やスピンが多発、長谷見昌弘はリタイア、鈴木亜久里がスピンし高木虎之介が巻き込まれるなど、まさにレジェンドという激しいレースが展開された。

 トップの関谷にはPETRONAS TOM'Sのピットから指示が出され、それを見たTeam LeMansのピットからも2番手黒澤に「↑」の指示が。しかし、そんな黒澤を抜いていったのは前日最速だった影山正彦! 影山は少しずつ関谷に接近。ファイナルラップに向けて黒澤を交えて三つ巴の激しいバトルが展開される。

 ファイナルラップ、ダンゴ状態で迎えたダンロップコーナーでついに影山が関谷のインを突きオーバーテイク! 家族から賞品の大型テレビを頼まれていたという(監督関谷のブログより)関谷は必死の抵抗をみせるが逆転はならず。師匠であった星野一義がチェッカーフラッグを振る中、影山がトップチェッカーを受けた。2位は関谷、3位は黒澤だった。

 ちなみに、レース後の表彰台ではトップの影山に表彰台下の関谷家から大ブーイング。影山は喜びながら「空気読めずスイマセ〜ン」と笑顔で語っていた。明日のレース2は、今回のレースのリバースグリッドで行われる。

本日のレースクイーン

村上楓むらかみかえで
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