F1第6戦モナコGPが現地時間の13日(木)に開幕し、最初のフリー走行1回目はフェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。2番手はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手にはロバート・クビカ(ルノー)が入った。BMWザウバーの小林可夢偉は18番手となっている。

 今年で68回目を迎えた伝統の一戦モナコGP。今年のコースは路面の一部が再舗装を受けたほか、トンネル出口のヌーベルシケイン(ターン11)とスイミングプールシケイン(ターン16)両方の縁石に新しく一段高いエレメントが加えられ、ショートカット防止の措置がとられている。

 木曜日午前10時(現地時間)に1回目のフリー走行がスタート。セッション開始時の天候は晴れ、気温19度、路面温度は20度というコンディションだ。コースがオープンになると全車がインスタレーションラップを行った。

 このセッションが始まってまず最初にタイムを計測したのはトロロッソのハイミ・アルグエルスアリ。開始15分過ぎから走行を始めたアルグエルスアリはその後も周回ごとにタイムを更新していく。他のマシンは開始20分過ぎからゆっくりと走行を始め、開始25分過ぎになってジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップに浮上し、序盤をリードした。

 開始30分過ぎからはバトンとともにフェリペ・マッサ(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)が互いにトップタイムを塗り替えていく。なかでもマッサとハミルトンは中盤以降も積極的にアタックをしかけ、2台の争いによってタイムは1分16秒台まで縮まっていった。残り30分の時点でトップはマッサ。2番手にハミルトンがつけ、3番手バトン、4番手アロンソと続き、前戦圧倒的な速さを見せたレッドブル勢はセバスチャン・ベッテルが5番手につけた。

 セッションは終盤を前に今度はアロンソがマッサに代わりトップに浮上する。アロンソはその後も自らのタイムを縮め、残り20分を切ったところでタイムを1分15秒台に入れてくる。また2番手にはロバート・クビカ(ルノー)がポジションを上げ、ベッテルも3番手へと上がった。

 残り時間が10分を切ってからはレッドブルの2台が本来の速さを見せたが、アロンソの1分15秒台のタイムには届かず、ベッテルは2番手、マーク・ウエーバーは4番手となってセッションは終了した。

 このセッションでは中盤にカルン・チャンドックが坂の上のターン3でスピンを喫したほか、チェッカー間際には小林可夢偉がプールサイドのシケインに乗り上げ、その先のガードレールにヒットする一幕があった。可夢偉のマシンはこの接触でフロントウイングを失ったものの、自力でピットへと戻っている。

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