●全日本F3選手権 第17戦決勝 上位ドライバーコメント
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■優勝:ニック・キャシディ
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F314/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「今日のレースでは理想的なスタートを切ることができました。序盤の2~3周でギャップを築けたので、タイヤをセーブしながら走りましたが、途中でプッシュもできたし、とても楽しくレースができました。昨日の優勝で、チャンピオンシップに対しては余裕がある状態で今回のレースに臨みましたが、自分の強さをアピールしたまま今シーズンを終えたかったので、全力で走りました。ここまで振り返ると、いくつかアンラッキーなレースもありましたが、全体的に強さを見せることができたので、いいシーズンになったと思います。1年を通じていいマシンを用意してくれたチームに感謝したいですね」
■2位:ルーカス・オルドネス
(B-MAX Racing team with NDDP/Car.No22/B-MAX NDDP F3/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「最終戦でベストなスタートを切れなかったのは残念です。スタート直後に関口選手と少し接触してしまった影響だと思うのですが、リヤサスペンションを傷めてしまい、タフなレースになりました。後ろにいた山下選手を抑えるのも必死でしたね。シーズンを通してニスモ、そしてチームにとてもサポートしてもらいました。これまでGTなどツーリングカーを走ってきた僕にとって、初めてのフォーミュラカーレースでのシーズンでしたが、いろいろな事を勉強することができました」
■3位:山下 健太
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「昨日から大きくセットを変えてみた結果、ペースに関してはだいぶ良くなったなと思います。ただ、中盤と終盤にF3-Nクラスが絡んで前と接近しても、抜くところまで行けなかったのが残念です。特に15周目ぐらいのところでは、リスクはありましたがあと一歩踏み込めれば抜けそうだったので、あそこは覚悟を決めていくべきだったなと。1年間戦ってきた集大成としては少し悔いの残るレースになりましたが、気持ちを切り替えて、今シーズン学んできたことをマカオにつなげたいと思います」
■10位 (N-1位) 小河 諒
(TOM'S/Car.No38/KeePer TOM'S F306/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「シーズン通してたくさんの勝ち星をあげられて嬉しいですし、同じTOM'Sのドライバー達からいろんな刺激を受けたシーズンで、改めて総合を争うマシンにステップアップして来年は戦いたいと強く感じました。今日は上のクラスのマシンが1台後ろにいる状態でのスタートで、なんとかポジションキープしたかったのですが2周目のストレートで前に行かれてしまいました。そこからは気持ちを切り替えて、終盤に勝負をかけられるよう、自分の思うようにタイヤの状態を持って行くことができました。最後に抜けなかったのは残念ですが、いろいろと成長できたシーズンになりました」
■11位 (N-2位) 三浦 愛
(EXEDY RACING TEAM/Car.No3/EXEDY RACING F307/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「昨日の決勝で少しタイム差があったので、チームと話し合ってセット変えてレースに臨みました。最後のレースも自力では勝てず、ファステストラップも獲れなかったのですが、25周と長いレースでずっと攻め続けて走り、終盤にベストタイムも出せて、小河選手を最後まで見失うことなく走れたので、今年の中では一番いいレースにできたと思います。ドライビングにしてもセットアップにしても、細かい部分がすごく重要になってくるんだということを強く実感した週末でした。今年1年通して、ずっと目標とするドライバーを追いかけて戦ってこられたことで、去年よりもすごく成長できたシーズンでした」
■13位 (N-3位) DRAGON
(B-Max Racing team/Car.No30/B-MAX RACING F308/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「25周は長かったですね。自分の中では、どれだけ前について行けるかというレースでしたが、やはり中盤ぐらいから自分の限界を感じるようになりました。いまの課題は持久力。冬の間にトレーニングを積んで、また挑戦したいです。F3というカテゴリーは若手ドライバーの登竜門という場所なので、来年もまた若いドライバーがどんどん入ってくるかと思います。彼らを抑えて勝つというのは難しいことだと思いますが、それをひとつの目標にして、モチベーションを保って頑張りたいですね」