GP2ドライバーの佐藤公哉は、今週末に開幕するAUTO GPにスポット参戦することを正式に発表した。
佐藤は、昨年のAUTO GPにユーロノバ・レーシングからフル参戦し、タイトル争いの末にランキング2位につける活躍を見せた。
今年はGP2に活動の場を移した佐藤だが、第2ラウンドまでの1ヵ月近い空白期間で“実戦感覚を継続的に磨き上げることを目的”に、AUTO GP開幕戦のマラケシュと第2ラウンドのポールリカールに出場する意向を明らかにした。
「GP2マシンとAUTO GPマシンは、操縦性はもちろん馬力の面でも似通っていますから、乗り換えにも違和感はありません」と佐藤。
「たとえば昨年のAUTOGPにも、GP2ドライバーがトレーニング目的で何人か参戦していました。今回のAUTOGP参戦は、ユーロ・ノバの提案と厚意で実現しました」
「昨年同様の参戦体制でスタッフとは気心が知れていますし、なによりもマシンの戦闘力が高いのでレースが楽しみです。GP2の第2大会を万全の形で迎えられるように努めます」
この決定は、佐藤をマネジメントするユーロノバの判断に基づくもので、GP2の限られた走行を埋める絶好の実戦機会となる。