F1アメリカGPの予選は悪天候による3時間の延期の末、日曜朝に順延されることになりました。現地でセッション開始を待ち続けたファンの皆さんはもちろん、深夜にもかかわらずテレビやネットで繰り返される延期を見守った日本のファンにとっては残念な結果となりましたが、延期だからこそ見ることができた貴重なシーンも数多くありました。そこで今回は、昨日の中継で見られた様々なシーンを、写真とともに振り返ります。

 まずは、午前中に行われたフリー走行。直前まで中止の可能性もありましたが、ヘビーウエットのなか強行。ニコ・ロズベルグはバリヤにヒットしてフロントセクションにダメージを負ってしまい、結局9番手に終わりました。

 いきなり30分の延期でスタートした予選。ピットレーンは強い風もあって横殴りの雨にさらされました。

 2度目の30分延期がアナウンスされた後はドライバーもスタンドのファンを退屈させまいと様々なかたちでサービス。レッドブルのダニエル・リカルドとダニール・クビアトは手をつないで即興ダンスを披露してくれました。

 ザウバー、フォース・インディア、ウイリアムズのメカニックたちはピットレーンを川に見立てて、急造で造ったボートでレースを開催。

 トロロッソのガレージでは、カルロス・サインツJr.の父である元WRC(世界ラリー選手権)王者のカルロス・サインツとマックス・フェルスタッペンの父で元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンが息子たちと同じレーシングスーツに身を包んでそれぞれの息子のマシンに乗り込みました。さすがに息子のシートに収まるはずもなく、モノコックに直に座りましたが、ヘルメットがはいったことにはビックリ!

 ルイス・ハミルトンはピットウォールに登ってスタンドのファンの声援に応えていました。

 ニコ・ロズベルグはリフティングなど得意のサッカーテクニックを披露。付き合わされたニキ・ラウダは受け取って投げるだけでしたが……。

 トロロッソのふたりは、ガレージ前に並べたレッドブルの缶にボールを投げる遊びでひまつぶし。

 フォース・インディアのセルジオ・ペレスもピットレーンに出ると傘を下ろしてスタンドのファンに手を振っていました。

 母国グランプリのアレクサンダー・ロッシは、ガレージ上のネーム看板を外して記念撮影。

 激しい雨のなか、各コーナーでセッション開始を待ち続けていたコースマーシャルたち。彼らを一時退避させるためにバスが回収に向かいました。

 日曜朝への延期が決まった後、現地で最後まで残ったファンにバーニー・エクレストンらからピットレーンを解放するとのメッセージが。ドライバーや主要スタッフは急遽集まったファンにサインや記念撮影などできる限りのサービスを行っていました。

 さて、気になる日曜朝の現地オースティンの天気予報は、にわか雨で降水確率は60パーセント。午後はおおむね曇りで降水確率は25パーセントとなっています。予選は行われるのか、そして決勝はどんな展開が待っているのか。日本では本日も深夜〜早朝の観戦となりますが、皆さん楽しみましょう。

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