携帯電話向けのコンテンツ制作や配信、サイト運営を行う株式会社MSFは26日、8月末に自己破産手続きを行った十勝インターナショナルスピードウェイを購入、営業継続を決定したと発表した。

 北海道にある唯一の国際格式サーキットである十勝スピードウェイは3月下旬に自己破産の情報が流れ始め、4月には十勝24時間の2009年度の開催中止、8月末には自己破産手続きが為され、破産管財人の下、営業を行ってきた。

 今回十勝スピードウェイを購入した株式会社MSFは、携帯電話向けのコンテンツ制作や配信、サイト運営を行う企業で、携帯ゲーム『激走! SUPER GT』や『D1グランプリ』、『F1 GPプレミアム』などを展開。MSF社の梅川真明社長は自ら十勝24時間に参戦した経験を持つなど、十勝スピードウェイとモータースポーツに思い入れがあるという。

 今後十勝スピードウェイでは、老朽化が進んだ施設を2年間で一部補修し、周辺地域に配慮した環境整備を進めていくという。また、サーキット事業に加えて十勝地方、道内各地で開催される文化イベントへの参加など、地域に根ざした活動を行っていくとのこと。

 気になるビッグイベントの開催については、スーパー耐久十勝24時間はカレンダーの申請期限が過ぎてしまったため2010年は開催せず、場内を整備。2011年には『必ず開催するべく準備いたします』としている。また、来季はD1グランプリを新たに誘致すると発表している。

 MSFでは、十勝スピードウェイの購入と合わせた取り組みとして、10月号をもって休刊した北海道限定のモータースポーツ誌『auto one』を発行する、札幌市の共同出版社の株式を全株取得。十勝スピードウェイの今後の運営に欠くことができないとの判断からこれを復刊、さらに北海道内のモータースポーツ振興を目的とした『モータースポーツ振興連絡会(仮称)』を設立するという。

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